下宿屋の娘の今昔

明日から、7月。

 

今年も残ること、あと半年となりましたね。

 

怒涛の上半期が終わり、どんな下半期になるのか。

楽しみです。

 

 

話は、どーんと遡ります。

 

 

ン十年前、私がピカピカの小学生になった新学期早々、

私たち一家は一軒家に引っ越しました。

 

そこは下宿屋でした。

 

父が家を買った深いいきさつは忘れました。

 

たいしたことはなかった気がします。

 

その家には、丘の上の大学に通う大学生が8人ほど下宿していました。

 

急に若い男の子の朝晩のご飯を用意しなければならなくなった母は、

それはもう大変だったと思います。

 
でも、私はお兄ちゃんたちが増えて、とっても嬉しかったことを覚えています。
 
毎日、野球部でしごかれてクタクタになって帰ってくるお兄ちゃんもいれば、
何してるんだか分からないけど明るくて優しくてドッジボールで遊んでくれる
お兄ちゃんもいて、とにかく楽しい日々でした。
 
そのうち自分が部活で忙しくなり、お兄ちゃんたちと遊べなくなっていきました。
 
それでも、うちの広い板張りの食堂でワイワイ食べる食事は変わらず楽しかった。
 
いまは懐かしい黒電話のヨコに掛けていた大きな黒板に、
お兄ちゃんたちの名前が白チョークで書いてあり、
夕飯がいるか要らないかを○と×で朝食のとき書き込むシステムでした。
 
あの頃は、携帯電話の影も形もありません。
 
夕飯が終わり、私たちの部屋と壁一枚隔てた食堂の黒電話で、
お兄ちゃんが恋バナしてるのをみかけたこともありました。
 
そんな、てんやわんやの小学生時代でした。
 
 
私が中学に入ると下宿屋は止め、家を建て替え、今に至ります。
 
 
思うに、自分は一人でいることが好きなのに、
大勢でいることも平気なのは小学生時代の賑やかな毎日を過ごしたからかなと思もいます。
 
 

ところで、このサイトの自己紹介<<打合せについて>>にも記載しましたが、

私は5月から「ダイヤモンド シェア」のマネージャーを務め始めました。

 

編集業とは別の役割を担ったのですが、これもなかなか面白い。

 

モノではなく、ヒトのアレンジやプロデュースを考えるわけですから。

 
まさに、いま、てんやわんやの楽しい毎日です♪