すでに、JAXAのコラムに書いてありました。
前回のブログで、まだ「書けない」と書いた件です。
事前にあまり詳しいことを知らずに私が撮影に同行したプロジェクトは、コレでした。
種子島へ運ばれる日米共同開発の気象衛星が北九州空港を経由したので、その様子を撮影したとき同行したのです。
これまでも様々な仕事をしてきましたが、まさかNASA絡みの仕事をするとは思ってもいませんでした。
しかも、焦らされるとはw
というのも、JAXAのコラムにもあるとおり、気象衛星を積んだコンテナが北九州空港に着いたのは2日遅れ。
2日間を棒に振り、3日目の朝も「三度目の正直ってあるのかなぁ」と空港へ向かったのです。
世界一に一度はなったことはある大型貨物機。
3日目も少し到着時刻に遅れて、東の上空に機体が現れたとき、わたしたちは一様に叫んでいました。
キターーーーーーッ
スーパーマンかい!?
そんな待ちくたびれた取材とはいえ、急にまわりの風景が可笑しくて笑えました。
あまりにチグハグな風景に気づいたから。
バカでかい機体が降りてきたところには、工事現場に柵として置いてある、あの黄色いヒヨコが等間隔で並んでいる。。。
なんだかなー 能天気だなー
と思ってたら、降りてきたNASAの広報カメラマンが、機体に背を向けてパシャパシャ撮ってました。
やっぱりねぇ。。。
ヒヨコもどきが世界を救うためにアラスカ越えてきた気象衛星を出迎えたんだから。
実際、わたしたち取材陣はとても緊張して待っていました。
が、到着予定の当日早朝、私に告げられたのは、
「到着が遅れていつになるか分からない」。
え?
「いま、アラスカでお茶してるって」
え? えぇ??
人生で初めて顎が外れるかと思いました。
生涯、忘れることはないでしょう。
アラスカでお茶してたのは、天候が荒れて空中給油ができなかったからだとか。
空中給油???
そんな曲芸みたいなことして衛星を運ぼうとしてたのか。
その大きさにも、呆れました。
あんなのとケンカしちゃいけませんねぇ。
いや弱腰とかじゃなくてw
とにかく、来年2月、無事に気象衛星がその任に就くことを祈っています。
また、この事件?をきっかけに、私はやっぱり愛と平和に生きようと思い直しました。
そうこうしているうちに、2013年も幕を下ろそうとしています。
本年も、仕事を通じて多くの経験をさせていただきました。
地味でもしっかり根を張って頑張ってきたつもりです。
関わってくださった方々に心から感謝感謝です。
ありがとうございました!!