讃岐うどんと道後温泉を楽しんできた!
ずーっと行きたかった道後温泉。
讃岐うどんを本場で食べたい。
司馬遼太郎『坂の上の雲』もドラマ化され、ますます行きたくなってた。
そこへ、うどん好きの幼馴染が「旦那が運転するから一緒に行こう!」と誘ってくれたから、断る理由はなかった。
夜明けを待たずに高速に乗って一路倉敷経由で讃岐へ。
途中、初めて立ち寄ったSA佐波川は、まだトラックばっかりだった。
あれこれ迷って、釜揚げうどんとザルうどんをそれぞれ頼んだ。
やっぱり讃岐らしく、麺のコシはしっかりモチモチ。
でも、麺よりもタレのほうが気に入った!!
ザルうどんを食べてた旦那と私は、ひと口食べて目を合わせた。
「お醤油を買って帰ろうね♪」
九州の醤油は甘い。
この醤油ならイケル!と踏んだw
私は、東京暮らしでは最後まで辛めのダシが合わなくて難儀した。
クルマがあるから10本くらいの醤油なら持って帰れるねと、喜んで買いこんだ。
次の店へ向かうため、長居は無用。
すでにお腹いっぱいの感じで、2件目「なかむら」へ。
ぼた山のような丸いお山を横目に、田んぼのなかを走り抜けると鯉のぼりが。
いや、お店のものじゃなかったんだけどw
雲が、ぽっかり~
待つこと、また10分。
ここは、ほぼセルフサービス。
卵を割り入れた丼と割り箸を持って、麺を注いでくれるのを待つ。
自分でタレを入れるとき、「ちょっとでいいですよ」と声をかけてくれた。
あっつ~い麺に卵がゆるゆる絡まって、ほどいい甘さ。悪くない。
学食のような雰囲気で、気兼ねなくずるずるっと麺をすすってもいい感じ。
立ち食いではないが、熱々をいただいてすぐお勘定。
たしか、300円でおつりがきた。
早々に2件目で腹いっぱいに。
3件目は断念無念。
だって、金毘羅さんにも行きたかったからw
どんどんどんどん高速を飛ばして、お土産屋さんを振り切って、階段を登り切った。
私は雨女。でも、ほら、晴天!
ここン十年分の階段を上ったかな。
気持ちよかった!!
参拝客で賑わうこんぴらさんに後ろ髪を引かれながら、早々と下山。
日暮れと競争して道後温泉へ、クルマはひた走った。
宿の手前の一角。
そこだけ列をなしてた。
それが道後温泉本館。
日が落ちて急に寒くなり、とても並ぶ気になれない。
「夕飯を食べよう。お風呂は宿でいいよね」。
瀬戸内の活きのいい魚やら肉やら舌鼓をうち、栗の焼酎と宿の湯で温まると、夜中まで起きている気力はなかった。
翌朝、一番太鼓が鳴る頃、道後温泉へ。
昔懐かしい木造の入り口、あまり見たことがないマッチ箱みたいなチケット売り場で券を買う。
広くも狭くもない廊下を気ばかり焦って女性用の支度部屋へ。
(ここが「千と千尋の神隠し」のモデルになったとこかぁ)
ひとりキョロキョロ。
急げば方向音痴なら間違いそうな造り。
軋むような軋まないような階段を上ってると不思議な感覚になった。
昭和への入り口ではなく大広間へ。
二階だか三階だかの大広間には、座布団と箱に入った浴衣がダーッと並んでた。
何畳くらいあるのだろう。100人くらいなら悠々座れるんだろうなぁ。
大広間には、すでに最初の大混雑から少し間があったらしく、5~6人ほどしかいなかった。
(なんだ。温泉街は早起きじゃないのかw)
と思ったが、間違いにすぐ気づくことになった。
広間の端っこで、70代くらいのおじさんが浴衣の前をはだけてバフバフ。
(おうちじゃないってばw)
大広間の真ん中を勧められて座る。
蓋のない籠に半纏だけ入れて、さっさと浴場へ。
さすがに大広間でシャッターは切れなかったw
広間から妙な角度の廊下を通って4畳半ほどの女子用着替え室へ。
すぐそばに階段。地下か?
いや、一階のはず。魔界ではない。
通りに女性の笑い声が漏れてたからw
銭湯と同じシステムで木製のロッカーに下着を放り込んで浴室へ入る。
長居はできない、と開けるなり悟る。
芋洗い。。。
8畳ほどの湯船に20人は入ってたかなぁ。
浴室そのものも思ったほど広くなく、真ん中の湯船を囲む壁に20ほどの一人用シャワーの洗い場が連なってた。
シャワーのない壁には壁画のようなものがあった。
自慢ではないがドのつく近眼。
立ちのぼる湯気のなか、額をすり寄せるほど近づいて眺める。(←変人か)
神様だかなんだか昔は極彩色だったろうなという絵が賑々しく踊ってた。
湯加減は悪くない。
熱すぎないけど、ぬるくもなかった。
普通に温まった。
しばし、ぼぉっとしたが朝食の約束時間も気になり始めた。
関西弁を耳に残し、大広間へ戻る。
自分の宿の半纏を置いてた箱の席へ戻ると、すぐに熱いお茶と茶菓子を用意してくれた。
隣の熟年二組夫婦の楽しい会話を楽しみながら、連れに携帯メールを打つ。
「満足♪」
11月初め早朝の冷え込みも気にならないほど、ホカホカ。
宿への帰り道、チラチラと散策しつつ足取りも腹も軽くなった。
で、お洒落な和菓子屋の看板に目が止まった。
山田屋まんじゅう!?
そういえば!! そうそう愛媛が本拠地だわ。
わ~っ 私エライ。流石。美味しいものは見逃さないw
自画自賛で、朝食のあと、出発までにどっさり買い込んだのは言うまでもない。
しっかり朝食で腹ごしらえして、いよいよ松山城へ。
前日に引き続き、見事な秋晴れ!
こんなことは珍しいと連れたちが笑う笑う。
緩やかな坂を登りながら、シャッターを切る。
反り立つ石垣。美しい坂。
やはりお決まりの言葉がでた。
「坂の上の雲~」
時間がまったく足りなくて肝心の松山城内には入れなかったが、袴姿のマドンナたちと記念写真は撮った。
なにより、伊予柑ソフトが美味しかった~
このあと、タオル美術館にも立ち寄り、雨の北九州へ。
一泊二日の温泉旅行は、幼馴染夫婦なしでは行けなかった。
ありがとう!!
また連れてってください♪
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atari (月曜日, 04 2月 2013 18:43)
おひさしぶりです。
トップページの写真はこんぴらさんっすね!。
母方の実家が琴平で、幼少期の夏休みや冬休みは琴平で過ごすことが多かったです。
4人いる叔父がそれぞれに土産店、食堂等を経営していたので、
繁忙期には手伝いにいっていたのです。
繁忙期に訪れていたので、私には人であふれかえる琴平の思い出ばかりで
琴平と聞くととても懐かしいです。
ありがとうございます。
kavachan (火曜日, 05 2月 2013 21:49)
おぉ~atari~ お久しぶりです!
そうそう、トップの写真は、金毘羅さんです♪
そっかそっか。故郷であったか。
お天気もよい週末だったからか賑わってたよ。
参道の店もほんとに大勢の人出だった。
老いも若きも、階段をせっせ登ってね。
金毘羅さんは、一番上のお宮の手前から急に空気が変わるね。
神妙にならざるをえない感じの空気感。
でも、それがてっぺんに着いたら、下界だか上界だか分からんほどのあまりの人の多さに笑ってしまったよw
写真は、そのときのもの♪
今年もきっとまた飲み会があるから、一緒に飲もう♪