今年7月1日にオープンした北九州市立八幡西図書館へ行ってきました。
夏休み最後の日は、黒崎大文化祭と銘打った「黒フェス」が開かれる日。
ピッカピカのひびしんホール前広場は、9月とはいえ強い日差しのなか、朝から準備で大忙しの様子。
反して、図書館のなかは静かでのんびりした空気でした。
昔風の黒板とチョークを思わせる深緑色のサイン(看板)に白い文字がお出迎え。
大きな病院跡地の緑や街を縫う川を風が抜けていく。
入り口ホールには黒崎の山笠がそびえる。
そのすぐ奥の自習室では、夏休みの宿題だか受験勉強だかでこもる学生たちで満席。
でもね、ドアに一番近い席の子は、本を広げたままぐったり突っ伏してましたw
2Fは、子供向けのフロア。
柔らかい陽射しが差し込む川沿いの窓際のテーブル。
おじいちゃんたちが嬉しそうに孫と絵本を読み合ってました。
隅の畳の小部屋では、いまどきの若いパパがのんびり子どもと寝そべって。
3Fは、一般向け。
寛いで読書ができるようにと、コーラルピンクのソファやカフェのようなテーブルがゆったり用意されています。
掘りごたつ式の畳の部屋は、黒崎宿を思わせる景色もよし。
ひぐらしの音もかすかに聴こえる憎らしい音響。
あぁのんびり過ごせそうだなぁと思っていたら、またもや笑えるコーナーに遭遇。
DVD閲覧コーナーで揃いも揃って画面に映しだされてたのは、鬼平犯科帳などの時代劇w
さすがに覗き込めませんでしたが、どの年代の人だったんでしょう。
そんなお昼時、多くの人が新しい図書館を喜んでいるようで、図書カードを作る人や借りたい人が次々にカウンターを訪れていました。
でも、蔵書はまだまだ足りないようです。
改めて数字を挙げるまでもなく、八幡の西区近辺は市内でも子育て世帯も多く、図書館を必要とする潜在人数は多いと思われます。
利用者数をどんどん延ばし、蔵書も増やして、市民に愛される図書館になってほしい。
道をはさんだ「曲里の松並木」を散歩する人も増えるのでしょうね。
バス通り側入り口のこじんまりした喫茶店は、この図書館のあり様を示してるようでした。
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