10月14日(金)午後、『エコテクノ2011』(北九州市西日本総合展示場)を初めて覗いてきました。
西日本最大規模の環境ビジネス見本市と銘打ち、今回16回目。
平日の二日間開催とあってスーツがウヨウヨしているのだろうなと思っていたのに、ちょっと意外でした。
ビジネスユースではなさそうな人が案外散策?していたからです。
この日はあいにくの空模様。
小倉駅に直結している立地とはいえ、一般客が足を運ぶのは躊躇すると思えました。
ところが、お昼過ぎという時間帯もあったのかもしれませんが、商用ではなく所用途中に立ち寄ったという風情の方があちらこちらのブースにいらっしゃいました。
やはり昨今のエコへの関心の高さを示しているのでしょうか。
一見、物量が充実しているような大企業のブースよりも、中小企業のブースのほうに人が多い。
座り込んで機材をいじったり話し込んだり、来客も応対するほうもすこぶる熱心に見えました。
かくゆう私も一般客としてウロウロしましたが、熱心に説明してくださる企業にはやはり高感度がアップします。
見本市は宣伝の場ですから。
たとえば、商品の利点ばかりではなく、私が訊ねるよりも早く「実はここが欠点で、改良を重ねているのです」と苦笑いしながら話してくれた、誠実な担当者がいる企業名のほうを覚えてしまいます。
また、販促物として置かれているモノにも気合の差を感じました。
企業向けが大前提の見本市ですが、いつも販促に使っているような一見してお金がかかっていると分かるパンフレットをただ積み上げている光景にあまり感心しないのは、私だけでしょうか。
たとえホッチキス止めでも、一般客にも分かりやすい言葉で図や写真を効果的に使って解説したり、手軽に持ち帰れるようアイディアを練ったパンフレット類のほうが数倍ハートを射止めます。クチコミは侮れません。
現に私はとある企業の販促物を好感とともに、しっかり持ち帰りました。
それらは、この見本市のためだけではなかったかもしれません。
もちろん企業向けアピールが最優先ということも知っています。
しかし、「誰でも入場できる」見本市なのですから、B to Bだけではなく「誰にでも知ってもらう」ために必要な準備もあるのではないのかなと思いました。
残念ながら役所関係や大企業のブースに人が少なかったのは、担当者が手持ち無沙汰のように佇んで入りにくかっただけではないと思います。
まして、一般ピーポーに環境問題や環境ビジネスを広く深く知ってもらう、いわゆる民意の底上げがますます大切になっているご時世だと思うのですが。。。
ざっとしか見ていないのですが、私はこんな感想を持ちました。
今回の見本市を一般客としてご覧になった方がいらっしゃれば、ぜひ感想を伺いたいものです。
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