10月9日(日)・10日(月・祝)、門司港グランドマーケットが、秋晴れの下、門司港のレトロ中央広場と親水広場で賑やかに開催されました。
門司港は、駅の名のとおり海辺にほど近く、数分も歩けば潮風にあたることができます。
そのJR鹿児島本線の九州の始点、門司港駅で降りて目の前の旧門司三井倶楽部を抜けると、第一船だまりの船の向こうにカラフルなテントがズラ~っと見えました。
10時から開店というのに、すでに焼き物のいい匂いが潮風よりも早く鼻をくすぐってきました。
名物バナナマン(愛と正義の使者)と新星ブラックバナナマン(エコと節電の使者)をチラ見して、テントの群れへ。
※( )内は名前横の説明のままです(笑)
この日は、10月第2週だというのに予想最高気温28℃の晴れ。
紫外線も強烈そうだし、半袖でも汗をかきそうななか、すでに大勢のお客さんがテントの間を気持ちよさそうに泳いでいました。
ところどころにある椅子や石段には、ママの買い物待ちの可愛い姿。
アンティークや昔懐かしい雑貨をゆるゆる眺めたり、美味しいコーヒーや出前カフェも味わったり、エコやスローライフを感じたりと、思い思いの時を過ごすマーケットでした。
この街に来て、いつも思うことがあります。
この街を愛するひとたちが、皆で楽しめる市場を自分たちの手で作ろうとしている。
今回も、その気概が静かに伝わってきました。
以前、高名な建築家が講演会で「寂れた街をどんなふうに蘇らせたいか?」と問われたときの答えを思い出しました。
「寂れたままでいい。誰もいないところに自然と人が集まる、そんな街を作りたい」
そのときは、なんだか禅問答のようだなと思いました。
でも、素人ながら、ここ門司港は街づくりの一つの答えを、
ほぼ手にしている気がしてなりません。
いまはうまく説明できないのですが。
ひとつ、言えること。
門司港へは、余裕のあるスケジュールでどうぞお越しください。
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