大島村のこと ~心の洗濯島~

福岡県宗像市の大島へ久しぶりに行ってきました。

 

家からJR鹿児島本線で30分ほどの東郷駅で西鉄バスに乗り換え、神湊で一日数回往復しているフェリーに乗ります。

 

今回は、お隣のご夫婦がドライブがてら、途中「道の駅むなかた」に寄ったりしながら乗せてってくださいました。


三連休前の平日ということもあって、神湊からの高速フェリーに乗るひとは7割程度。

小春日和の凪のなか、空と海の青の間をスイスイ滑っていきました。

実は、毎年10月1日は宗像大社のみあれ祭


夢の小夜島
夢の小夜島

毎年のように「今年こそは」といいつつ、なにやかやと行けません。

 

今年も行けなくて、当日の夕方のニュースなどで知った不甲斐なさ。

「みあれ祭」は、宗像大社の三姉妹が一年に一度だけ船で行き来して会うという、それだけならば優雅に聞こえる話なのですが、実際には島の漁師たちが何十船も勇壮に海上パレードする、それはそれは見応えのあるお祭りなのです。

 

毎年、マスコミの空撮でしか見たことないのですが(笑)

 

いつもお世話になっている漁師さんたちが、とーっても格好よくて惚れ直すほどだそうです。

おじさんも、「一度は観とかなね」と言います。

 

平成21年1月5日、この「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界遺産暫定リストに記載されたこともあり、今年は久方ぶりに大掛かりな陸上神幸が復活していました。

大島の中津宮は、宗像大社三姉妹の次女の湍津姫神(たぎつひめのかみ)が祀られており、信心深い島の人たちはよく参っています。

そんな賑やかなお祭りが終わった秋の空、村はいつもののどかさでした。

ピーヒョロロロロロピーヒョロロロロロ・・・

とんびの少し高い笛を転がすような声が家の中、山の中、どこにいても聞こえてきます。

 

そうして海の幸を文字どおり鱈腹いただいて、ぼぉっとしていれば心にも身体にも栄養が染みわたります。

ここで心を洗濯しているんですね。


帰路は、おじさんの家からつつつっと坂を下りた海辺の夢の小夜島へ。
向こうに広がる海を眺め、松ボックリがゴロゴロ転がる海岸沿いを歩いて港へ戻ります。

マラソンランナーのほうが早いような車に追い越されながら。

 

ふと、写真のような赤いブイの横の看板に目が止まりました。
こんなの聞いたことない(笑)

でも、もっと驚いたのは「宗像市の大島は七夕伝説発祥の地」!?

そういえば、8月7日あたりの七夕祭は昔ながらのカラフルな村祭りだったなと。。。
あまりに普通に過ごしすぎて聞きそびれていました。
おじさんの武勇伝くらいしか覚えてない(笑)

次は、のんびりそのへんを聞いてこようと思っています。

ピチピチのお刺身を食べてばかりじゃなくて。